水や土の常識を変え、世界へ挑戦しようとしている札幌発の技術がある。

無菌でサステナブルな人工土壌『クリスタルグレイン』。世界の農業や食料問題の解決、そして緑のある文化的な生活を手繰り寄せる親子の“研究室”を訪ねた。
(HBC報道部:三國谷浩司記者)

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42歳の息子と77歳の父親の二人三脚のスタートアップ企業

札幌市中央区の桑園地区にある研究施設「エア・ウォーターの森」。その一室が、親子の研究室だ。

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棚にずらりと並んだプランターには、ニンジンやカブ、リーフレタスなどが多様な野菜が植えられている。

息子の荒磯慎也さん(42)が鉢をのぞきこむ。「根が上に来ちゃってるよ、これ」

父親の荒磯恒久さん(77)は「あまり驚いてはいけない」と声をかける。

「コンビニのスプーンで土寄せすればいいね」と慎也さん。

「ラテラ」社長の荒磯慎也さん(42)と会長で父親の恒久さん(77)【この記事の画像を見る】

北海道大学発のスタートアップ「ラテラ」は、無菌の人工土壌『クリスタルグレイン(CG)』を手がけている。父親で北海道大学名誉教授の恒久さんが会長で、息子の慎也さんが社長を務めるベンチャー企業だ。