中東情勢の混乱はいつ収まるのでしょうか。
公園で、スーパーで。道内にも影響が広がり続けています。
藤岡充人記者
「千歳市内の公園です。約20メートルほどでしょうか、大きな落書きが確認できます」

千歳市内の公園の橋に描かれた落書き。
出入り口にあるため、散歩などを楽しむ市民の目に嫌でもとまります。
千歳市民
「なるべく早めに元のとおりにしてもらえると助かる」

この落書き。見つかったのは去年12月ですが、約半年経ったいまも、消すことができません。
理由は、シンナーの不足です。
中東情勢の悪化で原油を精製して作る「ナフサ」の供給が不安定になり、落書きを消すのに必要なシンナーも十分に確保できないのです。
千歳市の担当者は「早く今までのように手に入るようになればいいが、いつになったら戻るのか分からない」と困惑しています。

一方、札幌市のスーパーでは・・・。
三栗谷皓我記者
「こちらのスーパーの袋詰めコーナーでは、普段野菜などの生鮮食品を入れるために透明のポリ袋が無料でもらえていましたが、現在は中東情勢の影響で撤去されてしまっています」

「ナフサ」の供給不安によるビニール製品の値上げを受け、これまで野菜や肉などの生鮮食品を入れるために無料で配布していたポリ袋を撤去しました。
マルコストアー山川悟史社長
「30%ほど仕入れ価格が上がっていますので、少しでも使用量を減らす努力を店でして、価格転嫁をなるべくしないようにということで、心苦しいのですが無料サービスというものは中止している」

客
「大変だね。こういうのは余すところなく使っているから、そういうのがなくなるとわれわれが今度買わないといけなくなる」
客
「年金だと決まった金額で生活しなきゃならないから、余計なものは買えないですもんね」
ほかにも、石油由来の製品を多く使っているスーパー。
中でも、一番影響を受けているのが惣菜コーナーだといいます。

マルコストアー山川悟史社長
「惣菜は中身をこぼれないようにするものと、上蓋で2重に経費が掛かっている。プラスこちらのセロテープも上がっています。商品名や添加物が書いたシールのラベル、こちらも値上げになっている。とんかつを揚げる油も上がっていますので、ほぼ中身のすべてが値上げになっている状況」

このまま資材費の高騰が続けば、販売価格への影響は避けられないといいます。
マルコストアー山川悟史社長
「収益がかなり圧迫しているのは正直なところ。このままの状況が続くようであれば、いずれ値上げをせざるを得ない」

じわり、じわり、変化を迫られる日常。
前と同じような暮らしは、いつ戻ってくるのでしょうか。














