回収を急いだ「3つの切実な理由」

浜本さんたちが、風で飛ばされる前にと必死にビーズの回収を急いだのには、切実な理由がありました。

発泡ビーズが海に流れ出て「マイクロプラスチック」になると、海の生き物に「深刻なダメージ」を与えてしまうからです。

1つ目は、物理的なダメージです。 魚がこのビーズをプランクトンなどのエサと間違えて食べてしまうと、体内で消化されません。胃袋にプラスチックが溜まることで「満腹だ」と錯覚してしまい、本当のエサが食べられずに弱ったり死んだりしてしまう危険があるのです。

砂粒よりも小さい 生態系への影響が懸念される

2つ目は、有害物質の吸収です。 プラスチックは海を漂う間に、海中に溶け込んだ有害な化学物質を吸い寄せることがあります。また、プラスチック自体の添加剤などが胃の中で溶け出し、魚の免疫力や生殖機能に悪影響を及ぼすと考えられています。