(徳田靖之弁護士)「ふるさとにいる家族に迷惑がかかるという状況が克服されていない以上は、(療養所の外に)出ていけない。課題を社会をあげて解決していく流れをどうつくれるか」

上野さんらとともに長年、ハンセン病訴訟に携わってきた弁護士の徳田靖之さん(81)です。らい予防法が廃止され、隔離政策が違憲だと認められたあとも、偏見や差別は根強く残っていると感じています。

(徳田靖之弁護士)「自分の家族がハンセン病の患者だった人の子どもと結婚するとか。ハンセン病問題が目の前に表れた局面になると、非常に抵抗感を示す人がいる。偏見差別が変わっていない」

過ちを繰り返さない歴史の継承が問われていると話します。

(徳田靖之弁護士)「正子さんにとって、勝訴判決後に、語り部として活躍した十数年間は人生の中で最も輝いていたときではないか。
自分たちが被った被害をきちんと受け止め、自分たちとつながってくれる人がどれだけいてくれるかということがとても大切だと」