らい予防法が廃止されて9年後の2005年。上野さんは石垣島に里帰りしました。

(元患者・上野正子さん)「お父さん、お母さん、帰ってきたよ」「65年、鹿児島の人間になるとは思っていなかった。向こうが永住の地になってしまった」

強制隔離政策はなくなりましたが、社会復帰の夢はかなわず、偏見や差別を受けた記憶はぬぐえていません。

(元患者・上野正子さん)「沖縄に帰りたいという思いがあったけれど、私が帰れば、おうちがつぶれたらいけないから。お店をしている。この家からハンセン病が出たと言えば、お客さんがいなくなる」