「年度末の慌ただしさこそ、あちらの狙い目」

この時期に詐欺メールが横行する背景には、年度末・年度始めという時期的な要因があります。

新年度に向けたさまざまな公的手続きが行われるタイミングであること。物価高騰対策として、実際に自治体からのお知らせが届いている時期であること。そして「生活費増加」「物価上昇」といったワードが、誰にとっても身近で切実なものであること。

白坂さんはこう指摘します。

「バタバタしている隙を狙ってきます。皆さんに当てはまるワードを使ってくるので、信じてしまいがちなんです。年度末の慌ただしさこそ、あちらにとっての狙い目なんです」

では、こうした巧妙な詐欺メールから身を守るために、何を心がければよいのでしょうか。

白坂さんは、確認のステップを一つ一つ踏むことが大切だと話します。まず、公的機関からの重要な連絡がメールや電話で届くことは基本的にないと認識しておくこと。そのうえで、もし疑わしいメールが届いた場合には、公式ホームページを確認して注意喚起が出ていないかをチェックすること。記載されている住所や電話番号が本物かどうかを照合すること。送信元のメールアドレスが公式のものかどうかを確かめること。

こうした確認を一つ一つ丁寧に行うことで、「やっぱりこれは偽物だった」と気づくことができるのです。

宮原さんは最後にこう呼びかけました。

「私と同じようなメール、多くの方に届いていると思います。気をつけてください」

注意喚起が総務省から公式に行われているほど広がっているこの詐欺メール。慌ただしい日々の中でも、「おかしいな」と立ち止まる一瞬の判断が大切です。

(この記事はMBCラジオ「えっちゃんのたんぽぽ倶楽部」2026年3月31日放送『デジナビ』のコーナーを再編集したものです)