2022年のスポーツシーンを振り返ります。
北京オリンピックやアルビレックス新潟のJ1復帰など、新潟、そして日本のスポーツ史を塗り変える瞬間が多く、新潟県勢が各地のフィールドで羽ばたきました!
■北京五輪スノーボード・男子ハーフパイプ 平野歩夢選手・平野海祝選手
北京五輪のスノーボード・ハーフパイプに挑んだのは、スケートボードと『二刀流』で臨んだ平野歩夢選手。

予選をトップで通過した歩夢選手は、決勝2本目。1本目でオリンピック史上初めて決めた超大技、縦3回転・横4回転の「トリプルコーク1440」を再び決めます!
最高の滑りを見せましたが、結果は2位。地元・村上市からは大きなどよめきが上がりました。
【平野歩夢選手】
「2本目の点数に納得いっていなかったんですけど、そういう怒りが自分の中でうまく最後…」
怒りをエネルギーに変え臨んだラスト3本目。“人類史上最高難度”ともいわれるルーティーンをさらに進化させ、世界を驚愕させた滑りで逆転を果たしました!
「逆転なりました、96.00!平野歩夢、見事逆転!金メダル!」

【応援していた人】
「涙が止まりませんわ。涙と笑いが止まらないってこんなことあるんですね」

【スノーボードを頑張っている子ども】
「大会に出てトリプルコークを決めて平野歩夢選手みたいに1位をとりたい」

世界一に輝いた平野歩夢選手。実は7歳の時、こんなことを言っていました。
「スケボーとスノボで世界一を…」

【平野歩夢選手】
「ようやく小さいころの夢が一つ叶った」
スノーボードで日本人初となる金メダルを獲得し、日本中に感動を与えました。

そんな世界一の兄の背中を追い続ける弟・海祝(かいしゅう)選手も初めての大舞台で決勝に残ります。
羽が生えたような高いエアで世界中にその存在感をアピール!
結果は9位でしたが、『記録より記憶に残る滑り』を見せました。
■スノーボード・女子ハーフパイプ 冨田せな選手・冨田るき選手
スノーボード女子ハーフパイプでは、妙高市出身の冨田せな選手・るき選手の姉妹が2人そろって決勝進出。
前回大会8位の姉・せな選手は攻めの姿勢を貫き、難度の高い大技「フロントサイド1080」を決め、2本目で88・25の高得点をマーク。この種目、日本女子初めての銅メダルを掴みます。

【姉・冨田せな選手】
「オリンピック出るのに、たくさんの人に支えてもらったので、たくさん感謝の気持ちを伝えられたらいいなと思います」
そして妹・るき選手は、初めてのオリンピックで一本目・二本目と転倒。
そして勝負のラスト3本目。姉の背中を追いかけて滑り切った、るき選手を待っていたのは5位入賞という堂々の結果でした。

【妹・冨田るき選手】
「4年前の平昌オリンピックを間近でみてすごく自分もでたいと思っていたところにまさか決勝まで行けると思っていなかったのですごくうれしい」