死傷者38人を出したJR羽越線の脱線転覆事故から17年となったきのう(25日)、JRの関係者らが事故の発生時間に合わせ黙とうを行いました。


この事故は2005年12月25日の午後7時14分ごろ、山形県庄内町でJR羽越線の特急いなほ14号が脱線転覆し、乗客5人が死亡、乗員乗客33人が重軽傷を負ったものです。

国土交通省は「秒速40メートルほどの局地的な突風が、脱線事故の原因」としました。
事故から17年となったきのう(25日)は、午前中、慰霊式が行われJR東日本の深澤祐二社長らが献花を行い、犠牲者の冥福を祈るとともに安全運行を誓いました。

JR東日本・深澤祐二社長
「しっかりと(事故を)風化をさせない対策、さらに日々の訓練を充実させていきたい」

事故後、JRでは突風を探知するドップラーレーダーを用いた運転規制を行っていて、現在は人工知能AIも組み合わせて危険を予測する精度の向上に努めているということです。