「“3分の2での再可決”はトランプでいう“ジョーカー”」今野忍氏は指摘

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 参議院で過半数に達していない現状では、与党は好き勝手することはできないのではないかと思いきや、実は政策を通すルールがあるのです。

 現在、参議院では与党の自民党・維新で計120議席となっていて、過半数には5議席足りない状況です。ただ、衆議院で法案が通った後、参議院で否決され、再び衆議院に戻ってきた際、3分の2以上の議決があれば再可決される「衆議院の優越」というルールがあるため、法案を通すことができます。

 しかし、「3分の2で再可決」に関して、「ルールで決まってるからOK」、「参議院の軽視では?」という議論があります。そもそも憲法は、3分の2の実現を想定していないことが考えられます。いまは小選挙区制のため3分の2が実現していますが、かつては中選挙区制でした。さらには“解散権の解釈”も賛否があるところです。

―――「3分の2での再可決」は、かなり強引なためやるかどうかは別ですね?

 (今野忍氏)
「これはトランプでいう“ジョーカー”だと思ってもらえればと思います。切り札であることは間違いないですね。参議院が本当に言うこと聞いてくれないならいざという時は使うぞ、と」