41人死刑の判決に日本人弁護士たちは
幕田を担当する弁護人の金井重男弁護士の印鑑が押された文書の下書きが、国立公文書館に残されていた。異例の判決後、弁護人たちが意見書を提出したようだ。
<石垣島事件の判決関する意見>
本事件の判決は、昭和23年3月16日言い渡されたが、それによると、45名(他に1名起訴されているが病気のため分離)中2名は無罪、2名は重労働(1名20年、1名5年)となったが、他の41名は絞首刑であった。それは無罪者2名を除けば、検察官の主張が全面的に認められ、被告人自身の公判までにおける自由意志に基づく供述、及び、これに基づく弁護人の主張は、全く無視されたことを意味する。結果から見れば、約3ヶ月半にわたる審理は、ほとんど無かったに等しい。我々としては、被告人及びその家族と共に、色々の点でこの裁判には到底納得することができない。それは裁判ではなく、裁判の型式を借りた報復であると考えられてもやむをえないもので、米軍の軍事裁判の権威及び名誉の為にも十分検討されねばならぬと考える。
















