2. 消費税ゼロは「勢いだけでは…」

一方で、選挙戦でインパクトを与えた「消費税減税」については、慎重な舞台裏が見え隠れします。

「こっちの方が勢いだけでいけないところがある。マーケットとの関係もあり、急に消費税減税と言いすぎて、円安になったり金利が上がったりするのが一番問題」(今野氏)

高市総理は消費税減税を「悲願」とした一方で、今野氏が把握している限り、今回の選挙戦で約40カ所で行った演説では消費減税についての言及は一切なく、「封印」されていたといいます。

また、消費税減税にあたり、高市総理は「国民会議」を設置して夏前には中間取りまとめを行うとしていますが、実現は「どんなに早くても来年の4月」というのが今野氏の見立てです。

「法案にするとなると秋の臨時国会。そこからレジの改修に半年かかる。まだ高市総理から『いつやるか』という話は出ていませんが、国民会議で与野党と学者が集まったところで財源のスケジュールも決めましょう、と。『私一人の責任じゃないですよ、みんなでやりましょう』と言っている」(今野氏)

総理が行うとしている『国民会議』の進捗が読めず、野党以上に自民党内で消費税減税に慎重な意見が根強いということで、スケジュール感は不透明です。