救急現場の「伝言ゲーム」を解消する、リアルタイム映像伝送の威力

命の危険が迫る患者を運ぶ救急車。長崎県大村市の「大村市民病院」では、去年から画期的な方法で救急車を受け入れています。車内の患者の状態を映像でリアルタイムに確認するシステムです。

「もしもし、救急外来の田中です」
「現在のバイタル(健康状態の指標)はモニターの通りです、バイタル的には安定していて」

市立大村市民病院・野中和樹病院長:
「写真や画像で見せれば言葉いらずに1秒で分かる」

救急搬送の際、救急隊は電話で患者の状態を伝えそれをもとに病院が受け入れの可否などを判断します。

しかし、電話では症状を把握するのに限りがあり、病院側が患者の状態をより重いものと判断し受け入れられたはずの患者を断るケースがあったといいます。

「先生、救急要請です」
「麻痺ないでしょ?」
「はい、麻痺所見ありません」

医師が映像を確認することで、電話よりも迅速かつ正確に症状を把握することができます。