
(キャスター)
今回の衆院選について政治担当記者とお伝えします。
(記者)
2月の衆院選は1990年以来、36年ぶりでした。寒さの影響などから投票を控える人が増えないか懸念する声もありましたが、54.9パーセントで前回の衆院選を1.41ポイント上回りました。
その要因について専門家に聞きました。

(鹿児島大学法文学部 三上佳佑助教)
「高市総理が象徴しているような政治の変化というイメージで、今回は投票に行こうと思った人がいたのかもしれない。『高市旋風』という最大瞬間風速的なものが、鹿児島でも観測されたのではないか」
(記者)
憲法学が専門で国政についても研究している鹿児島大学の三上佳佑助教は、高市総理の存在が投票率に一定の影響を与えたのではないかとみています。ただ、自民党が圧勝したことで、多様な民意が反映されづらかったのではないかもと指摘します。
(鹿児島大学法文学部 三上佳佑助教)
「多様な民意のすくい上げということに今回の選挙がどこまで成功したのかは、不安に感じているが、他方で『死に票』にならなかった票に関しても、かなり急な選挙になったということで、どこまで熟議・熟考の上での有効票になったのか、若干の懸念を覚える」
(キャスター)
多様な民意という話がありましたが、今回は去年の参院選に続いて物価高対策も関心を集めていましたね。
(記者)
物価高対策については、それぞれの政党が消費税の減税などを打ち出していましたが、財源確保の道筋を明確に示せたかどうかは疑問が残ります。
また、突然の解散総選挙で政局に注目が集まり、人口減少対策や安全保障、外国人政策など日本、鹿児島が抱えるさまざまな課題について、政策論争は十分に深まらなかった印象も受けます。
今回、自民党が歴史的な勝利を収めましたが、私たち有権者も引き続き、政治に関心を寄せ、政治家の一言一言にしっかりと耳を傾けたいと思います。














