「特攻隊」へ示された3つの選択肢「熱望」「希望」「希望しない」

1945年2月。艦船攻撃訓練を終えた上野さんたちは、「特別攻撃隊」編成の通達を受けた。
既に、前の年にはフィリピンレイテ島沖で、「神風特別攻撃隊」が編成され機体ごと敵艦に体当たりする戦術がとられていた。

250キロの爆弾を抱いて離陸する特攻機 小柳次一 撮影、帰還者たちの記憶ミュージアム 所蔵

「次は俺たちの番だな」

仲間同士でそう話していたため、驚きはなかった。示されたのは、一枚の紙。そこに書かれていたのは、たった三つの言葉だった。

「熱望」「希望」「希望しない」