「ヒートショック」「転倒」リスクも

 「ヒートショック」にも要注意です。暖かい室内から寒い脱衣所へ、熱い湯船から寒い脱衣所へ…など、寒暖差によって血圧が上下し、命を落とすケースも。

 鳥山准教授は、暖房の効いた部屋・脱衣所・浴室などの温度差を「5℃以内」にすることで、ヒートショックのリスクを減らせると言います。

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 また、寒い家で過ごすと、「転倒」のリスクも。実際、春・夏よりも秋・冬の転倒件数が多くなっています。

<季節ごとの1日あたりの転倒・転倒事故・ニアミスの件数>
▼春 2.4件
▼夏 3.1件
▼秋 3.8件
▼冬 4.2件

 また、高齢者の転倒の約半数は住宅内で発生しているというデータもあります(消費者庁)。

 転倒の原因としては、住宅の寒さが筋力・身体能力の低下と関連し、転倒リスクを高めた可能性、あるいは、絨毯やカーペットを敷く・スリッパを履く・厚着をするなどで転倒リスクを高めた可能性が考えられるということです。
(住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する全国調査 第9回報告会 資料より)