「残った以上は…」朝市通りで店を続ける理由
藤森祥平キャスター
「拠点を一時的に離れて戻って来るという選択肢はなかったのですか。ここで店を続けることが大事だったのですか」
「日吉酒造店」日吉童子さん(47)
「ここに…店が残ったので。残った以上は、ここで少しでも皆さんにお話したり、ご奉仕していくことが、この町の復興に役に立つんではないかと思い、店をしているんです」
「酒屋というのは、昔から地域のシンボルと言われますけども、街の中心と言うか…皆さんを見守って行く立場でありたいなと私は思っています」
しかし、店を続ける決意の裏には複雑な葛藤もあった。
「日吉酒造店」日吉童子さん(47)
「生き残ってしまったという負い目というのはありますけど、いっそ燃えてしまえばよかったのではないかと思ったりもしました。でも、ここで(火災が)終わったということは、あちらの街まで燃えなかったということにもなりますし…色んな思いがあって整理が追いつかないんです」
周りの店が焼失した中で、自分の店が残ったことに負い目を感じていたという。「残ったからには、店を再建しなくてはならない」。そんな思いが重荷になっていた。


















