「鋭さ」と「エンターテインメント」 ラジオでもとにかく面白い方
――彦いちさんから見た久米さんはどんな人でしたか?
彦いち: 一言で言うと、鋭い。でもその鋭さを重々しくせず、ちゃんとワクワクさせるエンターテインメントとして届けるんです。
テレビでもずっと人気番組をやってこられましたけど、もともとは永六輔さんのラジオ番組でアナウンサーとしてレポーターもされていて。ラジオでもとにかく面白い方でした。
――番組(「久米宏 ラジオなんですけど」)で15年間ご一緒されましたね。
彦いち: 2006年から約15年間、毎週生放送で顔を合わせてお話しさせていただきました。「ネタおろし生落語 彦いち噺」ってコーナーがあって。僕が政治とか社会とかありとあらゆる話題を新作落語にして披露する。
特にその小噺について何かいうわけではなくて、笑うか見つめるかのどちらかでした。「世間も久米さんも見てない方向」から切り込むと笑ってくれましたねえ。
久米さんに自作の落語を聞いてもらうので、なるべく短く面白くっていう勉強にもなりました。
今でも何か事件が起きると、「久米さんならどこから切り込んで、どうエンタメにするんだろう」と考えてしまいます。














