万博で人気を博した「世界の料理」。回転寿司に登場です。

 回転寿司チェーンの「くら寿司」。南米・ペルーの現地料理を再現した新メニューの販売が、大阪・難波など全国の旗艦店6店舗で9日から始まりました。

 しかし、一筋縄ではいかない道のりでした。

 大阪・関西万博で、くら寿司は「回転ベルトは世界をひとつに」をコンセプトに大型店舗を出店。70の国と地域の名物料理を楽しめるとあって、連日大盛況でした。

 当初は各国の料理をイメージした「寿司」を作る方向で計画を進めていました。ところが、社内の試食会で全てボツに。寿司にすることを断念したのでした。

 万博の閉幕から2か月あまり。くら寿司が再チャレンジです。

 目を付けたのは、ペルーで今人気だという「ニッケイ料理」。ニッケイ料理とはペルーと日本の食文化を融合させたもの。現地で定番のレモンマヨソースに少しだけ醤油を加えて、寿司に合うよう工夫するなど試行錯誤を重ねました。

 仕上げに、ペルー大使館を訪問し、現地の味を知り尽くした外交官らにも試食してもらいます。

 (在日ペルー大使館 クラウディア・デ・ヘスス参事官)「全てすごくおいしいなと思ったので、1月に(販売したら)多くの人に手に取ってもらえることを祈ります」

 ペルーの人たちのお墨付きを得たことで、ようやく販売となった新メニュー。ロール寿司の上にマグロなどをトッピングしレモンマヨをかけた「マキ・アセビチャード」や、黄色唐辛子のソースが特徴的な「サーモン アヒ・アマリージョソース」など3品です。

 そのお味は…

 「和風な感じもありながら、海外っぽいソースの味もあって、でもマッチしていておいしいです」
「和食の良さも残しつつ、異国感のある味で、和食と融合させているのが面白い」

 (くら寿司 商品開発部 中村重男さん)「万博のノウハウは当社としては非常に武器だと思う。日本のお寿司という和食と、世界の食文化を、回転寿司を通して発信していきたい」

 新メニューは道頓堀や難波など、一部の店舗で3月1日まで味わうことができます。