アジア大会では女子長距離にも注目
陸上では、女子長距離の山本有真に注目だ。
昨年の世界陸上東京大会の5000mで田中希実のペーサーを自ら買って出て、7周までトップで引っ張った。その甲斐あって田中は5000mの予選を突破し、ゴール後は山本と抱き合って感謝の気持ちを示した。
山本自身は、自己ベストには届かず、悔しい想いをしたが、「世界レベルを痛感した。今の私ではまだ難しいけど、経験を積んで再度、世界の舞台に戻って来て、自己ベストを出す走りをしていきたいです」と今後に向けて意欲を示した。
山本の持ち時は「スピード」だ。名城大学時代は1年から全日本女子大学駅伝と富士山女子駅伝に出場し、4年生まで8レース中、7回区間賞を獲得し、すべて優勝した。大学時代から今も速さを磨き、ラストスパートに強みを持つ。
また、美への意識が高い。ヘアスタイル、メイクに気を配り、陸上女子に大きな影響を与えている。
今年は、アジア大会があり、世界選手権の悔しさを晴らす舞台が待っている。開催地の名古屋は、山本の地元であり、名城大学で4年間を過ごした思い出の地でもある。出場すれば地元の大きな声援を受けて、歓喜のシーンが見られるかもしれない。
ロス五輪見据え飛躍の1年へ
バドミントンでは宮崎友花が大きく飛躍するだろう。
2006年生まれ19歳の宮崎は2024年のバドミントン全日本選手権の女子シングルスで史上5人目の高校生優勝を果たし、初参戦した世界選手権で16強入りするなど、急成長を遂げている。
宮崎の良さは、巧みなリストワーク(手首の動き)で強敵との試合をコントロールするなど、マネジメント能力の高さにある。また、高校時代から筋力強化で体重を7キロ増やすなど、世界に勝つために肉体改造にも取り組んできた。
2025年は、全英オープンで準々決勝で山口茜に敗れ、世界選手権は3回戦で敗退。国内ではジャパンオープンは2回戦で敗れ、熊本マスターズで1回戦負けを喫するなど、足踏みが続いた。女子シングルスでは山口茜、奥原希望がトップランナーだが、数年後には追い抜くだろうと、国内外の評価が高い。
宮崎は、2028年のロサンゼルス五輪出場を見据えている。「自分が目標にしている大会ですし、そこで金メダルを取ることが夢です。先輩方があの舞台で戦っているって思うと、自分自身も勇気をもらいますし、4年に1度の大会で、すごい価値のある大会なので、金メダルを取りたいなって思います」と語る。そのステップとなる1年になるか、宮崎にとっては非常に重要な2026年シーズンになる。














