加速する排外主義と「共生」への不安
今夏の参院選では「日本人ファースト」を掲げる政党が躍進しました。背景には、外国人が増えることへの治安悪化の懸念など、共生に対する不安が一部で広がっていることがあります。
福岡県内でも象徴的な出来事がありました。朝倉市で計画されていた、主に外国人向けのマンション建設が「移民政策反対」というネット上の猛烈な抗議やデモによって白紙撤回に追い込まれたのです。SNSでは誤情報も拡散され、騒動は今も尾を引いています。
国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、55年後の2070年には総人口の約1割が外国人になると予測されています。人手不足の穴埋めはしてほしい、インバウンドの金は欲しい、でも定住されるのは嫌だ――。そんな「虫がよすぎる」論理が、これからの日本に通用するでしょうか。














