寒暖差で自律神経は“アクセルとブレーキ”を連打

本来、冬は動物にとって休むべき季節ですが、現代人の生活はその本能と乖離している実態があります。

長妻渉医師
「冬は本来、省エネ。動物的には冬眠に入る季節で、あまり活動しないように体は動く。ただ、現代人は年末という非常に忙しい時期に突入してくる。11月、12月と寒くなってくる季節は仕事納めに向け、かなり活動的になる。忘年会などの会食が多くなり、帰りが遅くなって夜更かしの原因になったり、運動量が低下したりもする。普段はあまり動かないように体をしていかないといけないと本能的にはなるところが、社会的に動かないといけない状態になってしまう。適切な時に適切な運動をすることができなくなってしまうという、2つの側面が問題点と思う」

冬バテの大きな要因が「寒暖差」です。自律神経は体温調節のために常に働いています。

長妻渉医師
「自律神経というのは体が無意識に調節を行う神経のこと。暖かいところと寒いところを行き来すると、その都度、機能調節しないといけない。寒くなったらすぐに寒い方へ、暖かくなったら暖かい方へと調節を繰り返すと、神経を酷使することになる。その結果、エネルギーを使いすぎるという現象になる」

血流の悪化も疲れに拍車をかけます。

長妻渉医師
「血流が悪くなると、酸素や栄養が各所に行き渡りづらくなる。また、体の中では常に老廃物を運ぶのは血流。血流が悪くなると“ゴミ”の運搬も悪くなり、末梢に老廃物が溜まっていく可能性がある」