以前、指導者による体罰が明らかになった静岡県沼津市の私立飛龍高校野球部で、またも問題が発覚です。野球部内で下級生が上級生から暴力を受けていたことがわかり、学校側はすでに静岡県高野連にも報告しています。

SBSが入手した暴力を受けた生徒の写真をみると、背中が赤く腫れあがってアザのようになっています。関係者によりますと、先週、2年生の部員2人が、1年生2人に対し、寮のシャワールームで暴力をふるったということです。

加害者側の生徒にはしっかりと指導

学校側が実施したすべての部員へのアンケートでも「暴力行為を目撃した」という内容の証言がありました。

被害生徒には心のケア

SBSの取材に対し、学校側は暴力があったことを認め、齊藤浩幸副校長は、「全容の解明に努めています。加害者側の生徒にはしっかりと指導をして、被害生徒については心のケアを含め、対応してまいります」とコメントしています。

県高野連には連絡

部内で暴力があったことは、静岡県高野連に一報を入れたということです。

5月にも指導者からの部員への体罰や元会計責任者の部費の私的流用などが相次いで発覚

飛龍高校野球部をめぐっては、2022年5月、指導者からの部員への体罰や元会計責任者の部費の私的流用などが相次いで発覚していました。