今年2月の定例記者会見で、丸山知事は。

島根県 丸山達也知事
「国家が国民に対して、そういう治療を余儀なくされている人に対して、治療を諦めざるを得ない状況を制度的に作るということは、国家的殺人だと思う」

と強く批判していました。

政府は当初、今年から負担の上限額を引き上げる方針でしたが、患者団体などの反発を受けて見送られ、改めて見直しの議論をした末、来年8月と再来年8月、段階的に、1か月の負担上限額を最大およそ38%引き上げることを決定しました。

一方、「多数回該当」と呼ばれる、直近12か月で月の上限額に3回達した場合、4回目以降の自己負担を軽減する制度については、長期治療が必要な患者への配慮から、上限額を維持するとしています。