亀田気象予報士の季節の映像をお届けする「亀ちゃんのかごしま撮った!」。年内最後のコーナーは、「正月に向けて大忙し、ウツボの天日干し」です。南大隅町で今月24日に撮影してきました。

こちらは南大隅町佐多郡の間泊港です。漁師の松元良治さんのお宅では、ウツボの天日干しの作業が大詰めを迎えています。

ウツボは歯が鋭くてどう猛なため、「海のギャング」として嫌われがちですが、地元では「キダカ」と呼ばれ、正月料理にも欠かせない食材。また、海での漁の安全を願う縁起物でもあるんです。

開いたウツボを3日ほど天日干しにすると、味がぎゅっと濃縮されます。

塩焼きや燻製、唐揚げはお酒のつまみにはもってこいですよ。

今回、MBCラジオ、モーニングスマイルの中継担当・浜絵里香さんと伺いました。

(浜絵里香さん)
「身はやわらかくて、しっとり。とっても美味しいです!」

(漁師・松元良治さん)
「電話もらったり待っている人の声を聞くと、元気なうちは作ろうかなという感情に。(Q来年はどんな年に?)来年の干支に負けないように、船でいろんな魚を追い求めて走り回りたい」

豊かな海と季節風が醸し出す、南大隅町の冬の味覚でした。