「バレなければ合法」「あわよくば」伯父からの言葉に呆然

 佳樹さんから、里帆さんが告訴に至るまでの思いを聞き、「伯父を罪に問う」と決めました。刑事告訴での大きな壁が「犯罪の証拠」です。伯父に事実を認めさせるため、最後に被害にあって以来、初めて伯父と会うことにしました。

 (かおりさん(仮名))「私がトラウマを持ってしまったらどうしようとは考えなかった?」(伯父)「考えていないわけではなかったけど。それとは別で、欲しかってん。“存在”が」

 あっさりと認める伯父に、かおりさんが続けます。

 (かおりさん(仮名))「(性行為を)していた時も、ゴムをつけてなかったやん」
 (伯父)「うん」
 (かおりさん(仮名))「もし妊娠していたら?」
 (伯父)「妊娠しないだろうという自信だけはあった」
 (かおりさん(仮名))「今まで罪悪感を抱いたことは?」
 (伯父)「正直に言っていい?『バレなかったら合法』と」
 (かおりさん(仮名))「一生消えないよ、されたこと、あの時の恐怖。助けを呼べないような環境にしたこと全て」
 (伯父)「正直嬉しい。会えて。肉体関係については、『“あわよくば”という思いがない』と言ったら嘘になる」

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 面会後、かおりさんは…

 (かおりさん(仮名))「意味がわからない本当に…言葉の端々で『あわよくば』という言葉を使ってくる。どんだけ人生を壊してきたら気が済むんや…」

 かおりさんは2024年12月、準強姦罪で告訴状を提出。今年9月に受理され、弁護士と警察署を訪れました。

 (かおりさん(仮名))「途中で過呼吸を起こしてしまい、話どころではない状況を作ってしまった」

 MBSは今月、事実関係を確認するため伯父を訪ねましたが、取材に応じませんでした。