影響力を持つ「次男」の存在 10億円の賠償金も支払わず
今年5月、公安調査庁の立ち入り検査で、横浜市内の施設内から松本元死刑囚の写真とともに、松本元死刑囚の「次男」の幼少期の写真が飾られていたことが確認されました。
公安調査庁調査第一部第一課 小野寺聡課長
「次男はかつて麻原から後継者として指名された人物であって、自らの存在を秘匿しながら、組織の運営にかかわる重要な事項に影響力を発揮してきた」
地下鉄サリン事件から今年で30年。オウム真理教による地下鉄サリン事件など一連の事件による被害者遺族への賠償金約10億円は滞っています。
公安調査庁によると、この意思決定にも次男が関わっているということです。
公安調査庁調査第一部第一課 小野寺聡課長
「次男が被害者に対する賠償金の支払いを止めることについての意思決定に影響力を発揮した」
一方で、今年4月には埼玉県警が団体規制法違反の疑いで次男の自宅マンションを家宅捜索したところ、室内から数千万円が見つかっています。

















