▼亡くなって約2か月後 お別れ会が開かれる
茶道を通じて平和を訴え続けた千玄室さん。亡くなって約2か月がたった11月27日、お別れ会が開かれ、親族や親交のあった人たちが参列した。
(京都府 西脇隆俊知事)「会うたびに背中を思い切りたたかれて『がんばってや』と言われたのが非常に印象に残っています。ご冥福をお祈りする気持ちで献花させていただきました」
(文化庁 都倉俊一長官)「日本を代表する外交官・文化人として、日本文化を世界に発信していただき、感謝の気持ちでいっぱいです」
千さんが投げかけたメッセージに、現代を生きる私たちはどう応えるべきか。戦後80年の節目を越えた今後も、考え続けるべきではないだろうか。
【千玄室さん】大正12年生まれ。茶道・裏千家の15代家元を継承し、1997年には文化勲章を受章、茶道の普及に貢献。2002年、家元を長男に譲る。太平洋戦争中は海軍の元特攻隊員で戦後は、茶道を通して平和を訴える活動を続ける。今年5月に転倒して京都市内の病院に入院、8月14日未明に102歳で死去。
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