「電波」が出ているという噂もありますが?
結論から言うと、電波は出ていますが、「人工的な信号」ではありません。
ハワイにある東アジア天文台のイアン・M・コールソン氏らの研究チームによる観測では、3I/ATLASからは、HCN(シアン化水素)などの分子が放つ「自然の電波(ミリ波・サブミリ波)」が検出されています。
これは携帯電話やテレビのような通信の電波ではなく、分子が回転したり振動したりする際に自然に出る微弱な電波です。
もし「3I/ATLAS」が宇宙船であれば、人工的な信号が検出されるはずですが、そのような報告は一切ありません。
逆に、HCN(シアン化水素)のような「彗星特有のガスの電波」を検出したことは、これが「正真正銘の天然の彗星である」という証拠のひとつとなっています。














