懲役1年6か月、執行猶予3年の判決
嘘の内容を記した捜査書類を作成した罪に問われている元警察官の男に対し、静岡地裁は懲役1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。裁判長は「公文書に対する社会的信用を著しく損なうおそれの高い悪質な犯行」と指摘しました。
判決を受けたのは、静岡県警の元・警部補で現在は無職の男(57)です。
判決によりますと、被告の男は浜松中央警察署の交通第一課に所属していた2025年5月、浜松市内の国道で単独事故を起こした車の運転手が現行犯逮捕された際、嘘の内容を記した捜査書類を作成しました。
12月19日の判決公判で、静岡地裁の丹羽芳徳裁判長は「捜査書類全般、ひいては公文書に対する社会的信用を著しく損なうおそれの高い悪質な犯行」と指摘。
一方で、起訴内容を認め、反省の態度を示していることなどを考慮し、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
男は2025年6月に依願退職しています。














