水道料金が2026年に標準的な2~3人世帯で1か月あたり440円増へ

私たちの生活に欠かせない「水」も値上げです。静岡市の水道料金について議論する有識者会議は12月19日、水道管の耐震化などを進めるうえで料金の値上げは必要だとする意見書を提出しました。改定案は、一般世帯で1か月あたり440円の値上げとなります。

静岡市の有識者会議から提出されたのは、上下水道の料金を値上げするという意見書です。

背景にあるのは、水道管の耐震化工事にかかる費用の確保です。約1031億円の財源を必要としています。一度で賄う場合、現在の料金から1.5倍程度の値上げが必要となりますが、市民の負担を考慮して2040年までに、3年ごと段階的に値上げする計画です。

静岡市上下水道事業経営協議会 鈴木学会長
「他の政令指定都市の現状も鑑み、利用者のうち多数を占める少量利用者の改定率を抑えつつ、中量・大量利用者に一定の負担増を求める方向性で水道料金等の設定を行うことが適当であると考えます」

一般家庭は約8%の値上げ (標準的な2~3人世帯で1か月あたり440円増)、
学校や病院などは25%~29%の値上げ (大規模施設では1か月あたり約63万円増)することになります。

静岡市は、2026年2月の市議会に条例改正案を提出し、2026年6月に料金を改定する方針です。