一審、二審ともに死刑判決
事件から約1年8か月後、強盗殺人などの罪で逮捕・起訴されたのは、当時36歳の佐藤翔一被告だった。佐藤被告は親子2人を殺害し、現金8万8000円を奪ったとされている。
公判で被告は一貫して無罪を主張し、「現場近くまで車に乗せたプロレスマスクの男が真犯人」などと繰り返し述べた。
しかし、大分地裁は2024年7月2日、死刑判決を言い渡した。
大分地裁の辛島靖崇裁判長は判決理由で、「被告の車のトランクから被害者・高子さんの血液が検出されたこと」などをあげ、「被告人の犯人性を強く推認させる」と指摘。被告の供述については「あまりに不自然、不合理」と断じた。
その後の控訴審でも2025年8月5日、福岡高裁は一審の判決を支持し、被告側は即日上告している。














