ヴィクトリーナ姫路vsSAGA久光スプリングス 昨年度の決勝で戦った両チームの激突

(ヴィクトリーナ姫路の佐々木千紘キャプテン)

 同じ時間、男子の隣のコートで行われた女子の試合では、連覇を狙うヴィクトリーナ姫路とSAGA久光スプリングスが激突。昨年度は決勝で顔を合わせた両チームが早くも対戦しました。

 今シーズンのリーグ戦では、フルセットにもつれ込む大熱戦も繰り広げているこのカード。接戦が予想されましたが。予想に反して一方的な展開となります。

 第1セットこそ、25対23の競り合いの展開になりますが、2セット目以降は、姫路が多彩な攻撃で久光を寄せつけません。序盤でリードを奪うと、そのリードを保ったまま、いずれのセットも押し切りました。

 今シーズンのリーグ戦では、2試合とも敗れている相手に雪辱を果たした快心の勝利に、ヴィクトリーナ姫路の佐々木千紘キャプテンが、「チームとして、1セット目から集中して入っていこうというのが今日のテーマだった、今日はそれが上手くいって、(試合の)流れを呼び込むことができた」と振り返ると、敗れた久光スプリングスの北窓絢音選手は、「リーグ戦で連勝していることもあってどこか甘さが出てしまった。(去年の)決勝で敗れている悔しさもあって、(今年は)やらなきゃいけないという気持ちが力みにつながって、姫路さんにやりたいバレーを徹底的にやられてしまった」と悔しさを言葉にしました。

 代表ではミドルで活躍するも、姫路ではオポジットとして多彩な攻撃の一翼を担った宮部藍梨選手が「それぞれが役割を果たしたうえで、チームとして相手を攻略できている」と手ごたえを口にしたヴィクトリーナ姫路、皇后杯連覇に向けて、あと2つまで迫りました。