北海道新幹線の札幌延伸の事業費が鉄道・運輸機構の新たな試算で、さらに1兆円以上増える見通しであることがわかりました。

建設中の新函館北斗と札幌の間は、トンネル工事が難航し、開業時期は2038年度末以降と大幅に遅れる見込みとなっています。

これを受けて建設主体の鉄道・運輸機構が新たに事業費を試算したところ、資材や人件費の高騰もあり、現在の2兆3000億円から最大で1兆2000億円増える見通しであることが関係者への取材でわかりました。

鉄道・運輸機構は早ければ19日にも、国に試算結果を報告するとみられています。

事業費の一部は沿線の6つの自治体も負担していて、増加には反発が予想されます。