高速道路などに新たに「物流専用レーン」を作り、自動運転車両で荷物を運ぶ「自動物流道路」の実証実験がきょう公開されました。

きょう、茨城県つくば市の国土技術政策総合研究所で行われた「自動物流道路」の実証実験は、大成建設が実施したもので、自動運転車両がトンネル内を400メートル走行しました。

自動運転ではGPSを使い、自分がどこにいるかを把握しますが、トンネル内では難しいという課題があります。

今回の実験ではトンネルの壁に「反射体」を設置して、車両についたセンサーが「反射体」を認識することで自分の位置を把握しながら走行できるかを確認しました。

「自動物流道路」は高速道路の中央分離帯や路肩などに物流専用のレーンを作り、自動運転車両が一日中荷物を運ぶもので、国土交通省が2030年代の実用化を目指しています。

物流量が最も多い東京・大阪間につくることが想定されていて、 ドライバーの人手不足が問題となる中で1つの解決策として期待されています。