鹿児島県によりますと、県内では海外からの宿泊客のうち、韓国が全体の4割を占め、最も多く、10月は去年より2割近く増えました。

その背景の1つが、先月から毎日3往復に増えた鹿児島とソウルを結ぶ定期路線です。

(記者)「クリスマスシーズンで賑わうこちらのホテルでも、インバウンド客に大きな変化があるといいます」
鹿児島中央駅前のソラリア西鉄ホテル鹿児島です。宿泊客全体のおよそ3割を海外からのインバウンド客が占めます。これまで最も多かった中国からの宿泊客は、中国政府の渡航自粛呼びかけ以降、6割減少。
一方で、韓国人の宿泊客は先月、前の月の2倍の200人ほどに増えているといいます。

ただ、インバウンド全体の客数は例年並みとなっていて、韓国だけに限らず、幅広い国や地域からの客の取り込みを進めています。
(ソラリア西鉄ホテル鹿児島・野村敬子 支配人)「観光業界は世界情勢に影響されるが、鹿児島の良さをアピールして世界中の人に来てほしい」
日中関係の悪化などを背景に、特定の国や地域に偏らない、インバウンドの多角化も求められています。














