名古屋駅の再開発計画が「未定」となった名鉄の高崎社長が言及した「人材確保」の難しさと「資材高騰」。これらの影響に直面する現場のいまは…。愛知県津島市の建設会社を訪ねました。

18日に訪ねた建設会社は、鉄筋コンクリートの建物を作る際に必要となる、コンクリートを流し込む「型枠」を作っています。その材料がべニヤ板です。

(加向建設 渡會武則社長)
「べニヤが6年前から比べると、3倍ぐらい上がっている」

捨てずに再利用して、コスト削減をはかりますが、永久に再利用できるものではありません。加えて、人件費のアップが悩ましいと言います。

愛知県における、型枠の工事を行う際の賃金目安は現在、過去20年で最も高くなっています。渡會社長はいま、経営の舵取りが極めて困難な状況にあると言います。