ブームの裏で事故も増加 安全対策は?

近年続くサウナブーム、人気とともに事故件数も増加傾向で、2010年から2024年4月までに78件の事故が報告され、2人が死亡しています。

では、どのような安全対策がとられているのでしょう。

川崎市にあるサウナ店「ロウリューランド 川崎」には、定員2名までの個室が25部屋あります。

喜入友浩キャスター
「こちらのサウナでは、ドアはどのような設計になってますか」

ロウリューランド 川崎 三枝祥栄 店長
「ドアノブではなく、引き手を作っている。内側は押し戸にしています。体調が崩れたときでも、体重を乗せれば開けられるぐらいシンプル」

また、室内の空気を入れ替える通気孔や、目立つ位置に非常用ボタンを設置しています。
そのボタン、今回特別に押してもらいました。

喜入キャスター
「鳴りましたね。『3番で呼び出し』と音が鳴りました」

事務所側のモニターに、音とともに部屋番号も表示。

ロウリューランド 川崎 三枝祥栄 店長
「『ブザー停止』を押すまで必ず鳴り続ける。対応しないといけないのは一目瞭然」

人の目が届きにくい個室サウナ。安全管理には、「施工業者や消防などとの打ち合わせが欠かせない」といいます。

ロウリューランド 川崎 三枝祥栄 店長
「プロではない、作るときに関しては。(サウナをつくる)プロの意見を聞いて、『絶対こうした方が良い』ということは採用している。『おしゃれにしたい』『新鋭のやつにしたい』から、法律やルールを守らないことはまず無い」