トクリュウによる組織的な客引き

摘発された中には、「トクリュウ」による店ぐるみの「組織的な客引き」を行っていたケースも確認されています。

組織的な客引きをしていた店を摘発

仙台中央警察署 山﨑耕平生活安全課長
「客引きに案内されて30分5000円などの説明を受けたが1時間女性キャストと酒を飲んだら数十万円を請求されたというケースや客引きに案内された後、記憶がなくなって気が付けば複数のクレジットカードから数百万円が切られていたという事例も寄せられている」

2025年10月、国分町で許可を得ずに風俗営業の店を営んだとして愛知県豊明市の会社役員の男が逮捕・起訴された事件。この事件を巡っては、会社役員の男が指示役、その指示のもと店長や客引きをしていた複数の男性が摘発されました。

トクリュウによる組織的な客引き

店長や客引きは流動型でほとんどの人物が県外出身者。指示役のもと違法な経営をしていた店に客を呼び込み、ぼったくりをしていたということですが組織の全容はまだ捜査中で明らかになっていません。

摘発されたグループを知る飲食店関係者は…

飲食店関係者
「名古屋の組織的なグループ、店ぐるみでぼったくりは常に。こっちに来てからしか分からないけど、こっちでは激しくやっていた。警察に目をつけられるぐらいの被害がある。キャッチを使うメリットはあるし、ちゃんとやっている中でぼったくりしかやらないグループはちょっと何かと思う」

店ぐるみでぼったくりをしてたという証言も

また、客引きに案内された店では、従業員が酔った客からキャッシュカードを盗み現金を引き出したとされるトラブルも確認されています。

客引きには絶対についていかない

仙台中央警察署 山﨑耕平生活安全課長
「ぼったくりや高額料金のトラブル、こういった背景のほとんどが客引きに案内されたという実態がある。客引きには絶対についていかないこれを徹底してほしい」

また、警察や仙台市には、客引きによる「通行妨害」や「路上喫煙」などに関する苦情や相談も寄せられています。