なぜ冬に睡眠の質が低下する?

 冬に睡眠の質が下がる理由は2つ。

 1つ目は、日照時間の短さです。日光を浴びることで分泌される「セロトニン」は、15時ごろから睡眠のホルモン「メラトニン」に変換されますが、冬は日照時間が短いためセロトニンの分泌量が減り、それに伴ってメラトニン分泌量も減少するため睡眠の質が下がるのです。

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 2つ目の理由は、寒さ。暑すぎても寒すぎても睡眠の質は下がります。医師が推奨するのは、「室温約25℃」「湿度50%」。しかし、日本の寝室の平均室温は平均12.8℃と世界的に見ても低く、推奨室温の約半分となっています。