地震の被害の大きな“爪痕”が残る青森県八戸市内の神社や飲食店では、被害の大きさに肩を落としながらも復旧に向けた作業を進めています。
地震で石灯籠が根元から倒れ、本殿は壁の穴が空くなど、東日本大震災の時よりも大きな被害を受けたという八戸市の長者山新羅神社。10日も朝から片付けに追われていました。
長者山新羅神社 柳川泰孝 禰宜
「今すぐ復旧のめどはたっていないんですけれども、これから知り合いの建設会社に連絡しようと思っている」
神社では、大晦日の12月31日を控えているため、復旧を急いでいます。また、八戸市の飲食店でも…。
JNN取材団 中澤美寿妃 記者
『こちらの店では階段の下に、酒などが入った棚があったということですが、地震で倒れ、割れて散らばっていたということです。今は片付けられていますが、酒のにおいが残っています」
「食堂トンガリボウヤ」では、足の踏み場もないほど店内に散乱していた「割れた食器」や「酒の瓶」などの片付けをようやく終えました。
実は、10日が店にとってオープン5周年の特別な日でしたが、店は予約客のキャンセル対応を行い、明後日12日からの営業再開を目指しています。
食堂トンガリボウヤ 店主 堀井隆之さん
「5周年記念で気合をいれて用意していたので、かなり残念ですが、しょうがないのでしっかり復旧して、お客さんに喜んでもらえるようにやっていきたい」
地震の爪痕が色濃く残る八戸市。
被害の大きさに肩を落としながらも、1日でも早く日常を取り戻すため復旧を急いでいます。














