松本市の空港に近い地域でけさ、道路を走るクマが目撃されました。近くでは目撃情報が相次いでいて、市や警察が注意を呼び掛けています。


道路の左端を走っていく、クマ。そのままガードレールを乗り越え、姿を消しました。

信州まつもと空港に近い松本市笹賀(ささが)の市道で、けさ7時前に撮影されたドライブレコーダーの映像です。

運転していた男性は近くに住んでいて毎日通勤で通る道だといいますが、「カモシカは見たことがあるがクマは初めて。体長1メートルくらいで、子グマより大きな感じだった」と話しています。

男性の通報を受けて駆け付けた警察官も、クマとみられる姿を確認。


ただ、市や県などがクマが入り込んだとみられる雑木林を探したところ、クマの姿や、足あとなどの痕跡は確認されませんでした。


警察によりますと、周辺では午後3時半すぎにもクマを目撃したとの通報があり、この3日間の目撃情報は5件にのぼるということです。


人や農作物への被害は確認されていませんが、近くに住宅もあることからあす以降、捕獲用のわなが設置される予定です。