カイロは足と首元に

災害時の車中泊の仕組みづくりに取り組む企業の代表に聞きました。

Bosai Tech 大塚和典代表「避難所に暖房がないところもあるので、暖かい格好と毛布・布団。日頃寝る環境とあまり変わらない」

体調を崩さないために、とにかく暖かさを確保することが重要です。避難所や車中泊で使えるアイテムを見せてもらいました。

大塚代表
「エアマットで十分、凸凹もなく暖かく眠れる」
「カイロを1つ足元に入れて、1つは首元に置いておくと暖かさが違います」

準備をせず自宅を飛び出したという人にも、寒さをしのぐ手立てはあると言います。

大塚代表「新聞紙を巻く、どうしても何もないという時に使って寝る。あと段ボール」

また、長時間避難していると、顔が寒くなるためネックウォーマーを持っておくと便利だということでした。

大塚さんによると、この時期は寒く、インフルエンザなどの感染症も流行するため、避難所ではなく、車中泊を選択するという人が多くなるということです。

車中泊で気を付けるべきはエコノミークラス症候群です。去年の能登半島地震では、一晩、車で過ごした高齢女性が亡くなったケースもありました。

その女性は座った状態で一晩過ごしていたということで、車中泊をする時は足を伸ばし、できるだけ普段寝ている体勢に近づけること。時々体を動かすことが大事だということです。