「もう落ち着きを取り戻している」トランプ関税の混乱

――トランプ関税についてですが、改めて企業の設備投資などへの影響に関してどういう感触を得られていますか。
4月の相互関税が公表されたときはおそらく意外感もあったと思いますし、今後の影響度についてかなり不透明感が深まった状況だったので、当初計画されていた設備投資のタイミングを一旦見合わせるような動きなどは実際にあったと思います。ただその後、ある程度状況や影響度を見通すことができるようになってきている状況の中では、足元はかなりもう落ち着きを取り戻してきているというのが実感ですしおそらく実態ではないかなと思います。
ただ、これまでの関税政策がやっぱり大きく変わっていくということについては事実だと思っていますのでこれが実体経済、それから我々と中堅・中小企業の皆さんの今後の行動に様々な波及経路を通じてどんな影響が出てくるのかということについてはしっかり見ていく必要があると思っています。














