薩摩川内市の市民団体が、九州電力に対し、川内原子力発電所内に設置を予定している乾式貯蔵施設の建設反対の申し入れを行いました。
九州電力に申し入れを行ったのは、川内原発建設反対連絡協議会です。
鳥原良子会長らが川内原子力発電所展示館を訪れ、九州電力が原子力規制委員会へ申請した使用済み核燃料の乾式貯蔵施設建設のための、原子炉設置変更許可書の申請を取り下げるよう求めました。
協議会では、青森六ヶ所村の再処理工場の完成が延期されており、川内原発内に乾式貯蔵施設ができれば、使用済み核燃料が半永久的に据え置かれると指摘しています。
(川内原発建設反対連絡協議会 鳥原良子会長)「原発をさらに動かすために乾式貯蔵を作ることは福島県と同じことが起きるのではないかと心配している」
(川内原子力発電所・広報部 舘林竜樹部長)「国の審査に真摯に対応するとともに、地域のみなさまに安心・信頼していただけるよう積極的な情報公開と説明に努めていきたい」
九州電力では、原子力規制委員会から乾式貯蔵施設建設の許可が下り次第、建設に取りかかり、2029年度の運用開始を目指しています。














