コメ作り50年の大ベテラン農家とボランティアの男性が初めての「あえのこと」
今回、田の神様を迎え入れるのは、珠洲で50年以上、コメを作り続ける浦野政行さんと、ボランティアとして現在は金沢市と珠洲市の2拠点で暮らす岡嶋健一さん。
2人ともあえのことを行うのは初めてです。
浦野政行さん「震災後ちゃんと農家もできて、米もとれて、その間には農家支援のボランティアに結構助けられたんで、そういう恩返しの意味を込めて」
岡嶋健一さん「こういった形で役が回ってくるのもご縁かなって来期もコメ作りさせて頂くので」「今回、高波で作られたお米を捧げられるのは良いことだなと楽しみにしています」
そして、5日、裃姿に身を包んだ浦野さんと岡嶋さんが田の神様をもてなします。
あえのことの様子「こちらは小豆飯でございます。おつけは豆腐の・・・」「お箸は栗の木のお箸でございます。どうぞお召し上がりくださいませ」
自宅が全壊した浦野さん。近所から間借りした納屋の中に海や山の幸を用意しました。

浦野政行さん「自宅がないんで、こういう所でも良いんかなと話をしたところでいいんじゃないですか?気持ちが大事なんでという事で、ちょっと緊張して上手く出来るかなというその思いが今抜けました」














