最大の壁は「薄く繊細な花びら」

おしゃれで可愛い大阪花ラングを手がけているのは、大阪みやげの大定番「おこし」を作る老舗菓子店「あみだ池大黒」です。
(あみだ池大黒 岡崎一弘さん)「大阪のおみやげを作るメーカーですので、いつか大阪の鉄板と呼ばれるお菓子を作りたいということで、社長とか部長とか幹部を集めてプロジェクトが立ち上がって、大阪花ラングができあがりました」
大阪花ラングを開発した岡崎一弘さん。元々はパティシエで七代目の社長から「新定番となる大阪みやげ」の開発を任されました。
数多ある大阪みやげの中から選んでもらうため、岡崎さんが考えたのは見た目でインパクトのある「立体的な美しい花」のイメージ。
(あみだ池大黒 岡崎一弘さん)「ラングドシャって2枚のタイプで四角いものが多い。差別化を図ることでお客様の目を引くということで、花形のラングドシャにしました」
ただ、実現するうえで最大の壁となったのが「薄く繊細な花びら」でした。
(あみだ池大黒 岡崎一弘さん)「立体的にすると割れやすくなるんです。生地をかたくすると割れは減るんですけど、食べたときにおいしくないんですね」
商品開発のためにイチから専用の機械を導入。開発には2年もの月日がかかりました。花びらを立体にする焼き方は企業秘密ですが、割れない限界で美味しさと見栄えの良さを追求しました。














