「絵で記録」「新聞の見出し」「5・7・5」で手帳を“育てる”

では、“手帳の使い手”はどのように活用しているのでしょうか?手帳愛好者が集まる大阪市福島区の「和気文具」を取材すると、手帳の使い方に関する情報交換イベントが行われていました。
(参加者)
「長年の『横軸』を卒業して」
「左が『バーチカル』で短め、右が方眼というのが好み」
「来年JSダイアリーを使う人」
「朝起きて『ジャーナリング』をスタートした」
手帳を愛する上級者の皆さん。専門用語が飛び交う中、気になったのが「手帳を育てる」という言葉。一体どういうことなのか、その“育てた手帳”を見せてもらいました。
手帳歴25年の方は、日々のできごとを絵とその時の気持ちを書いて記録しているそうで…
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(手帳歴25年)「1つのトピックを絵で表す。南座に行ったとか、あのときあれ食べたとか全部ここに集約される。見返しても楽しいページにすると、過去を悔やむために振り返るのではなく、あの頃どうだったかなと振り返るきっかけになって楽しい」
もはやひとつの「芸術作品」のよう。このように自分なりの方法で手帳の記録を増やしていくことが“育てる”ことだそうで…
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(手帳歴48年)「新聞の見出し。1面とかではなくて興味があるところだけを書いています。たとえば『出生数初の70万人割れ』とか」
こうしておくと「世の中がこうだった時、自分はこうしていた」ということが書いた時の記憶とともにすぐ確認できるといいます。さらに…
「その日にあったことを5・7・5で表してみようかなと思って。万博行った日。『夢のしま かけこみ激混み でも楽しい』」
こうした「手帳の育て方」はSNSでも話題になり…
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「インスタとかで見ていて、手帳とか日記をつけるのがオシャレだと思って。全然やっていないけれど、やってみたいなと」
こうしたアナログな手法がSNSによってデジタル世代に広がり、手帳ブームが拡大しているということです。














