日中関係の緊張が高まる中、今月、中国・江蘇省で開催される予定だった県と江蘇省との交流会議が、中国側の都合で延期されたことがわかりました。

これは21日の定例会見で塩田知事が明らかにしました。

会議は江蘇省主催で2年に1度開かれており、今月19日から2日間の日程で開かれる予定でした。

日本からは大阪府や愛知県など1府4県が参加し、鹿児島県からは上海事務所の職員2人が参加することになっていましたが、今月17日に江蘇省からメールで「都合により延期する」という連絡があったということです。延期の理由はわかっていません。

(塩田知事)「江蘇省とはこれまでも交流を積み重ねている。今回延期になったことは残念。一連の日中関係の現状を反映したものと推測している」

また鹿児島市が整備をめざすサッカースタジアムの候補地として、サンロイヤルホテル跡地と県立鴨池庭球場の2か所が、調査されることになったことについては。

(塩田知事)「(スタジアムが)実現することになれば一緒に取り組んでいくことになる。その過程では県と市だけでなく、球団(クラブ)サポーターなどいろんな方々の意見を聞くことも必要になる」

知事はこのように述べ、幅広い意見を聞く考えを示しました。