大分の大規模火災は、170棟以上に延焼し1人の死亡が確認されました。なぜここまで被害が拡大したのでしょうか。専門家とともに検証します。

風にあおられ…「炎・煙が真横に」

井上貴博キャスター:
大分の大規模火災について、現場に入った市長は「鎮圧の見通しは20日にでも」と発表しました。「鎮圧」=制御可能になった状態を指すので、「鎮火」=完全に火が消えるまではまだ時間がかかりそうです。

午後5時20分すぎの映像でも、赤い炎が確認できます。

板井先生は、今回の大規模火災の現場に18日に足を運んだそうですが、延焼・被害の状況をどう感じましたか。

大分大学客員教授 板井幸則さん:
18日午後11時ごろ、現場の状況確認をしに行きましたが、やはり火の勢いが強く、普通であれば、炎はまっすぐ上がり、煙もある程度まっすぐ上がりますが、火も煙も真横に行っている状況で、本当に強い勢いでした。

井上キャスター:
炎・煙が風にあおられて真横に、ということなのでしょうか?

板井幸則さん:
そうですね。本当に風が強かったので、こういった大規模火災の状況になったのではないかと思います。