2候補地はどんな場所?課題は?
今回示された候補地、まずサンロイヤルホテル跡地です。
サンロイヤルを運営する鹿児島国際観光は、住吉町15番街区の「整備事業予定者」に選ばれ、新たなホテルを6年後の2031年4月1日に供用開始を目指しています。

移転すれば跡地が空くわけですが、スタジアム整備には、土地が足りないとされています。周辺の土地も必要となるため地権者との交渉が必要になるほか、土地の取得費用も掛かります。
一方の白波スタジアム横の県立鴨池庭球場です。サンロイヤルホテルから目と鼻の先の距離にあり、コートが16面あります。これらを川商ホール前にある鹿児島市の文化公園に移転することで、「スタジアム整備が可能」とする案です。

こちらは鹿児島市の土地であるため新たな取得費用が掛かりません。ただ、白波スタジアムや補助競技場が隣接する場所で、十分な広さがあるとはいえず、商業や飲食などの複合的な施設にしてにぎわいを創出する狙いがどの程度実現できるかは分かりません。
今回の2か所は、これまで断念した本港区の候補地より遠い場所にあります。

鹿児島市は「まちなかスタジアム」を想定する中、どれだけ賑わいの創出ができるのかも注目されます。














